watanabe

代表 渡邊敬三

<代表者挨拶>
  NPO法人 流体エネルギー有効利用研究会は, 地球温暖化防止とそれに関わる日本の科学技術を応用して国際貢献を行うことを目的とし, その理念を共有する東京都立大学工学部の流体工学研究室出身者の有志らが中心となって,2010年7月に設立されました. その活動は風力,水力などを中心として太陽エネルギーを含めた自然のエネルギーを電気エネルギーに変換する機器や機械の研究開発と, その利用に対するビジネスモデルを構築してそれをアジア,アフリカ,南米などにおける発展途上国に提供し, 人々の生活向上と自立支援を図ることにあります.
  歴史的に見れば,我々人類は文明の発達に伴う科学技術の発展を支えとして, その生活向上のためにエネルギーの利用を水力,風力,石炭,石油そして原子力へと進化させてきました. しかしながら,化石燃料のさらなる消費は大気中におけるCO2の増大に伴う地球温暖化の大きな要因となるのみならず, 将来における石油資源の枯渇化も指摘されています.また,原子力の利用は原子力発電所の事故の事例が示す通り, 我々の社会生活の安心・安全に対して,非常に大きな影響とリスクを及ぼすことも明らかです. それゆえ,21世紀の社会はそのエネルギー利用に対してあらためて自然のエネルギーに注目し, それらを如何に効率良くそして利用しやすい形で取り込むことが必要であると思います.
  このような背景の下に,現在,NPO法人 流体エネルギー有効利用研究会は 自然のエネルギーによる発電電力の小口分散供給システムの研究開発を行うとともに, エネルギー問題に関わる学術講演会を開催することによって省エネルギーへの関心を高める啓蒙活動を行っております. 今後はさらにその活動を発展させて,技術者・研究者集団の社会貢献の一つのモデルとなるように努力して行きます.
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